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“地球にやさしい”の落とし穴:甘い言葉の光と影

Posted at 14:27 on March 31, 2009

Last updated at 23:51 on June 2, 2010

Category: News

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» bp special ECOマネジメント/特集

「地球にやさしい『ヤシノミ洗剤』」は、1971年に発売されて以来、環境意識の高い消費者に支持されてきたロングセラー商品である。製造・販売を行っているのは、大阪市に本社があるサラヤだ。

ところが2004年6月、テレビ朝日が制作する「素敵な宇宙船地球号」という番組のスタッフからサラヤの広報に次のような内容の連絡が入った。

「ヤシノミ洗剤」の原料でもある、パーム油が生産されているボルネオ島で深刻な環境破壊が起きている。世界的なパーム油の需要拡大に伴い、熱帯雨林が切り開かれ、アブラヤシの生産面積が急激に拡大したためだ。

在来種であるボルネオゾウやオランウータンの生息域が脅かされており、生物多様性減少の危機が進行している。かつては熱帯雨林の奥深くで生息していたボルネオゾウは行き場を失い、人家の近くに現れるようになった。その結果、害獣として駆除されたり、小動物用のワナにかかって命を落とすといった事件が頻発している。

このような、容易には見えてこない本質的な問題がどんどん注目を浴びているように思います。

環境問題だけにしても、例えばリサイクルは似たような問題を抱えています。
リサイクルによりゴミを減らし資源を有効活用できますが、一方で、再利用の加工の過程でさまざまなエネルギーが消費されてしまいます1

また、低燃費車も似たようなものです。
“環境に優しい”というのが謳い文句ではありますが、開発・生産の過程では従来型の自動車を生産する何倍ものエネルギーが消費されているといいます2

環境以外では、国債や年金の問題があります。
これらは、何世代も前の時代の負の遺産です。今の10代、20代、30代が背負っていかねばなりません。

 
ここでは書ききれませんでしたが、物事の裏側まで注意深く考えなければ見えてこない問題というのは世の中に溢れています。
何事も両側面から考えるよう普段から気を付けたいですね。

  • 1 ただ、リサイクルに関しては廃棄場の不足という点もあるのでちょっと異質な問題かもしれません。
  • 2 ただ、低燃費車に関しても、“環境を最優先するならば世界中の自動車を廃棄すべきだが、それは現実的に不可能だ。どうせ自動車を作らなければならないのなら、低燃費のものを作るほうが環境に少しはいい”という考えがあるので一概に論じることはできません。

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